コンプライアンスとは
コンプライアンスとコーポレートガバナンス・内部統制との違い
コンプライアンスの効果
○コンプライアンスとコーポレートガバナンス・内部統制との違い
コーポレート・ガバナンスとは、一般に「企業統治」と訳され、大きく分けて2つの側面から論じられています。1つは、「企業は誰のものか」という視点です。つまり、誰の利益を最優先として会社を経営するべきかというものです。法律上、企業は株主のものなのですが、日本においては、会社は経営者や従業員のものという意識が根強く、経営者も内部昇格による人がほとんどで、結果として経営責任の曖昧になり、追求も甘くなりがちだという問題点が指摘されています。2つ目は、会社の経営管理機構のあり方を問うものです。具体的には経営上の意思決定機構、ステークホルダーに対する利害調整手段、経営者に対する監視システム等をいいます。この2つ目考え方が、内部統制の概念と密接に関連しています。OECD(経済協力開発機構)のコーポレートガバナンス原則の中には「情報開示の透明性」がコーポレートガバナンスのひとつの柱とされており、内部統制の「財務報告目的」と表裏一体の関係にあると考えられています。コンプライアンスは法令遵守と訳されるように、いわば目的です。それに対して、コーポレートガバナンスは企業統治であり、コンプライアンスという目的を達成するための手段の一つです。内部統制もシステムであり、目的達成の方法の一つという位置関係にあります。
コンプライアンスとは
コンプライアンスとコーポレートガバナンス・内部統制との違い
コンプライアンスの効果